診療のご案内

 経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)検査

当院では経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)検査が受けられます
鼻から入れる胃カメラとは? 患者さんからの評判 鼻から入れるのには抵抗がある方

カメラを鼻から入れると、楽に検査が受けられます。

最近、ニュースなどで「胃カメラを鼻から入れる(経鼻内視鏡)と苦しくなく検査が出来る」と取り上げられているのを御存知かと思います。
従来の口から入れる胃カメラでは、舌の付け根である舌根が圧迫され、検査中何度も「オエッ」と吐きそうな苦しさを感じることもあります。
これは、咽頭反射と呼ばれる反射で(誰でもノドに指を突っ込むとオエッとなりますね)、防ぎようがありません。

ですから、胃カメラの検査は優しく、出来るだけ患者さんに負担をかけないように行うわけですが、それでも残念ながら完全ではありませんでした。

これに対して、カメラを鼻から入れると舌根に触れませんから、咽頭反射無く、楽に検査が受けられます。
会話さえ可能です。 胃カメラが鼻から入るのか?という疑問には、超細径のファイバースコープの開発がそれを可能にしました。先端は僅か4.9mmです。
現在の胃カメラはデジカメで、最新鋭・高性能のCCDを搭載した超細径スコープは満足できる画像が得られ、組織検査も可能です。

勿論、従来の眠って検査が出来る胃カメラもやっています。御相談ください。


患者さんからの評判

当院では、平成18年5月から鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡)を行っていますが、患者さんには大変好評です。
以前に従来の口から入れる胃カメラで苦しい思いをしたことがある患者さんは、「こちらの方が断然楽で次回は絶対鼻からが良い」とおっしゃる方が殆どです。
検査中、「自分で胃の中を見ることが出来るのでとてもよく解る」というのも、好評なポイントです。
画像も口から入れる大口径、高解像力のスコープに較べればやや劣るものの、正確な診断が十分に出来ます。

レントゲンを浴びる事も無く、苦痛が殆ど無く負担が軽いので、定期健診などに適していると言えます。
検査する立場から言えば、デリケートな操作が必要で、 従来の口から入れる胃カメラとはちょっと違ったテクニックというか「コツ」を要します。
ですから、十分に慣れた医師による検査を受ける事をお勧めします。


「鼻から用の胃カメラで口から検査」という方法もやっています

よく、「鼻から入れる内視鏡はどのくらい細いのですか?」という質問を受けます。
径4.9mmです。と言っても、あまりピンと来ませんね。
従来の口から入れる胃カメラの径は約10mmですから、ほぼ1/2です。
ということは、断面積では1/2です。相当細い事がお分かりいただけるでしょう。
デジカメの最近の技術の進歩が可能にしたのです。

ところで、この細い「鼻から用の胃カメラ」を口から入れて検査したら楽なのではないか? 誰でも思う疑問です。実際これを使って口から検査すると、従来の「口から用の胃カメラ」を使った検査より大変楽に検査が受けられます。
当院ではこの方法、つまり「鼻から用の胃カメラで口から検査」もやっています。
どうしても鼻からの検査に抵抗感のある方にお勧めします。かなり、楽ですよ。

当院では「鼻から用の胃カメラで口から検査」という方法もやっています。