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最近、バリウムを飲んでレントゲンを撮る代わりに血液中のペプシノゲンを測る胃がんの検診が行われるようになってきました。
ペプシノゲンとは胃の細胞から分泌される消化酵素の元で、TとUに分けられます。胃は年齢とともに萎縮といわれる変化が進み、萎縮の進んだ胃粘膜に癌ができやすいとされています。萎縮の進んだ胃ではペプシノゲンTの分泌が減ってくるので、血液中のペプシノゲンTとUの比率を測定することにより、胃がんにかかりやすいかどうかを判定します。
胃の中にヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)が住みついていると、萎縮の進行が速まります。ですから、ペプシノゲンTとUの比率と胃の中のピロリ菌の有無を組み合わせれば、胃がんにかかりやすいかどうかがより良く予測できるというわけです。ペプシノゲンとピロリ菌の有無は共に血液検査でわかります。
下の表のような組み合わせでみますと、A群は胃がんになる可能性が低く、D群は高いことになります。D群は年間80人に1人の方が胃がんにかかるというデータがあり、内視鏡検査による厳重な経過観察が必須です。
このペプシノゲンとピロリ菌によるハイリスク検診は大変便利なようですが、あくまで間接的に推測するものであり、A群だから自分は胃がんにならないと安心すると危険です。
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